帰り道のにおいだけ優しかった


朝、支度をしながら「5月13日って何かあったよなー何の日だっけなぁ」と考えながらふと部屋の壁を観て合点。1998年の5月13日、10年前の今日に『クムイウタ』が発売されたのでした。

人生の中で一番聴いたCDって『クムイウタ』じゃないかと思う。これじゃなかったら、きっと『ブーゲンビリア』。今みたいに自由に使えるお金なんてそんなになくて、CDを買うという事自体がなかなか勇気のいることだったから(3000円なんて大金だった)たった1枚をものすごく大事にしてた、というのもあるかもしれないけど、それにしてもよく聴いた。毎日毎日、何度も何度も。

活動再開後の2枚と比べたら、きっと桁が違うと思う。別にその2枚が好きじゃない、とかそういうことではなく。そんでどちらの聴き方が良い、とかそういうことでもなく。

音楽がただの娯楽ではないことを知った大切な1枚です。

クムイウタ

クムイウタ