'11.03.18 小谷美紗子×おおはた雄一 opening act:青葉市子@名古屋クラブクアトロ

出張入って行けない!→出張中止!やっぱ行ける!→かと思いきや残業!間に合わない!→ギリ間に合った!という慌しい紆余曲折を経つつも何とか無事に辿り着いたこのライブ(青葉市子さんには間に合わなかった…)。
この状況の中、開催してくれたことに何より感謝。小谷さんの祈りと思いの込められた、すごくグッとくる弾き語りだった。以下セットリストと感想。


1,街灯の下で
2.The Stone
3.自分
4.Gnu
5.明日からではなく
6.消えろ
7.手紙


いつもセットリストを覚えられない私でもさすがに今日のは一曲ずつがズズンと心に刻み込まれてしまった。毎日ニュースで流れる被災地の映像に、感受性なんてとうに消え失せたと思っていた私でさえ涙がこみ上げる。そしてその度に『自分』を思い出す。お前のその涙は何のためか?と。このライブでこの曲が聴けて良かった。涙が出るのは仕方がないよ、自然現象だもの。大事なのはニュースの中身。その涙の意味を勘違いせずにいたい。『自分』と『Gnu』は普段渦巻いているいろんな気持ちがふきだしてこみ上げそうになった。『手紙』ではいろんな所から鼻をすする音が聞こえてきた。みんな同じやね。感情が昂ったのか演奏が少し乱暴だったかな、という冷静な感想も残しておく。
おおはた雄一さんはお初。名前しか知らず、しかも顔を思い出そうとすると大橋トリオが出てくるという始末(大橋トリオも良く知らないんだけど)。ちょっと挙動不審な、でも良い兄ちゃんだった。だんだんと柔らかくて軽快な声に引き込まれていった。途中、ビール飲みたいな…なんてステージ上で呟いたら、パーカを着た女性がビール一杯運んできた。スタッフかと思いきや、なんと小谷さん!なんてサプライズもありつつ。
今、この時期にこのライブ行けて良かった。少し気持ちも落ち着いたし、改めて自分を振り返って気持ちを再確認できたと思う。