'09.12.14 THE BACK HORN『マニアックヘブン vol.4』@名古屋ELL

このライブの参加者に、今日のライブで印象に残ったことは?と訊いたなら、9割はこう返ってくると思う。


乳首。



意外とセットリスト覚えてて感動したので時系列で書きます。長い。

M1.白い日記帳
意外な選曲。さすがマニアック。オーディエンスも大歓喜。しかし乗り難いなこの曲
M2.カウントダウン
黒穴とカオスダイバーのどっちのC/Wだったかしら。この2曲だけはiTunesで買ってないからきちんと聴いてない。
M3.魚雷
やったらいいな〜でもやらないだろうな〜と思ってたから、あのイントロ聴いた瞬間、私の中の何かが爆発した。万感の思いで叫びましたくさってしねー


ここでMC。松「みなさんマニアックですかー!」客「イエェーーーー!!!」松「この掛け合いもどうなんだって感じがしますが」自分で言っといて。結局また言ってたけど。MC後はガーッといくよりは、自然に体を揺らす感じの曲目が続く。


M4.証明
改めて聴くとかっこいいなこの曲。『太陽の中の生活』は心に余裕がある時に聴くととても気持ちが良い。凹んでる時は「何が何もかも日差しのせいにしてじゃ!!!」てなるけど。何の曲だっけこれ。
M5.異国の空
山田がいそいそとギターを手に。この曲ツインなのね。イントロで山田と栄純が一緒のフレーズを弾くので同じ動きをしてて何か微笑ましかった。
M6.プラトニックファズ
セクシー山田発動。くねくね。しかしどこか野性的。
M7.ザクロ
終盤がアカイヤミ的なキ○ガイっぷりで非常にかっこよかった。ライブ来たー!という感じ。血沸き踊ります。栄純が輝いていた。何度もザンギリ頭を叩いていた。ザクロの流れで栄純がてーてーてけてーてけてけてーというフレーズを淡々と弾き続ける。このフレーズどこかで…と脳内iPodをフル回転して思い当たったのがPerfumeの『Take off』(『⊿』の1曲目のインスト)…ピエールのPerfume調教の成果が今ここで…?
M8.新曲
ふっとギターが止んで、山田「新曲やります」。客席沸く。AメロBメロは今までにない感じ。サビでイエーイエーイエー。フロイデとか刃みたいな熱い感じではなくて、もっと鋭いな感じがした。


長いMC。2009年はどうでしたか?という話題。
栄純→「10周年て今年?あれ去年?」それ大事なとこじゃ!?成長の年って締めてたかな。
岡峰→松に振られるも、いや俺はいいよ的な感じでイヤイヤ…とするけど山田にスタンドマイク用意される。あ、どうも、いえどうもな感じでお辞儀し合ってたのが可愛かった。
松「でどうですか岡峰さん」
岡「そういう松田さんはどうなんですか」
松「…おっとそう来たか」
岡「ね、自分は大して言うことないんだよね」
城達成できず。60/100くらい。勉強でもそうだけど、波に乗ってるときはいいけど一度中断するとだめだよね、という話にすかさず「だよね〜」と客のフランクな相槌が入る。
岡峰「…なんかいいね、こういうのね」
松「名古屋は個人プレーが多いな」。そういえばMC序盤で客の一人に喋りかけてられて「一人と話したら500人全員と話さなきゃいけないでしょ!」と叱ってた。
あとみんな30歳になった話。松曰く30代は35歳までは20代までの若さを引きずっていて、35歳からは40歳への意識を強める年代らしい。「じゃあ35歳になったらどんな曲ができるんだろうね」「1番の歌詞が子供っぽくて、2番の歌詞がすげえ紳士な感じ?」「すげえなそれどうなのそれ」みたいな余談。松がまた口が滑って変ないい間違いしてたけど思い出せない〜なんだっけ
で、問題の山田よ。客の「将司、鎖骨〜」という黄色い声に、山田「鎖骨どころか乳首だよ」。会場爆笑。今日えらい目立つな…とは思っていたけど、まさかの自己申告。本人も気になっていたのか。その後もホラと言わんばかりに胸を張って強調していた。や、野性的〜…。乳首が強烈過ぎてあとあんまり覚えていない。
話はイエモンカバーの話に移り、吉井さんに誕生日が同じことを伝えたが「おぉ煩悩だね(10月8日=108)」と言ってうまくかわされた、とかなんとか。その流れで『球根』。

M9.球根
原曲越えなんて大それたことは言わんけど、もうオリジナル曲のような馴染みっぷり。栄純のキュルキュルするギターがとても好き。大概こういう時もの凄い形相をしていて、命がけで暴れ馬の手綱を操っているような、ギターvs.俺みたいな危うさにグッと来る。曲の持つ力が大きいと思うけど、この曲で少し空気が変わった気がする。
M10.ガーデン
再び山田ギター装着。この曲はベースが肝ですね!!ということで岡峰さんの手元ガン見。しかし若返ったな彼。
M10.羽根
山田と栄純で、顔を見合わせながらカウントして曲に入る姿が微笑ましかった。まさか2年連続でこの曲を聴くとは。去年ひそかにヒットだった曲終盤で無表情で鈴を振る栄純が今年は見られず残念だった。あれはマストだろうよ!!時期的にマニヘブレギュラー曲になるんだろうか。そこまで好きじゃないぞこの曲。

松「いい夜をありがとう」。なんだそのMCと心の中で突っ込む。で、歌詞集が出るよ〜1曲付くよ〜来年もよろしくね〜という話をしていつもどおりの「まだまだ行けますかー!」という煽りでライブも終盤へ。

M11.真冬の光
その煽りでこの曲は違わない!?と戸惑う。ただ、この曲の肌を刺すような寒々しさはすごいと思う。こういう肌で感じる温度や嗅覚をくすぐって気持ちをザワザワさせる曲を作り続ける限り、このバンドに付いて行くだろうなと思う。
M12.針の雨
この辺りのC/W曲がくると、マニアック!来て良かった!と思う。
M13.サイレン
魚雷の次に聴きたかったサイレン。年甲斐もなくはしゃいだ。グッとくるよなぁほんとに…。
M14.理想
本編締め。普段あまり聴かないから何の曲か思い出せなかった。こんなにキラキラしてる曲だっけ?蛇足としか思えなかった最後の終わると見せかけて終わらないところも、今日聴いて初めてアリだな!!と思った。

EN.1天気予報
アンコール出てくるの早かった気がする。
マツがセンターなのはお約束。今年は何だーとワクワクしてたら人の心も天気もうんたらかんたら言い出したので『天気予報』。「天気」という言葉を出した時点でお客さんもフゥー言うてたね。親戚が親戚じゃないふりをしたという美声を披露してくれたよ。歌はアレかもしれんけど、朗読はいいよね。いい声だと思う。きれい過ぎず。訛るけど。どこぞの司会者かというような黒いファイル?にカンペを挟み。
山田はドラムしつつ「止まない雨はだれ〜の〜ものーなーのー」のボーカル。ボーカルやったりギターやったりドラムやったり山田は大変だな。流れで客も一緒にやまない雨は〜と歌う。「幸せになってくれなんて嘘だ、不幸でもいいから傍に居てくれ!!!」で客大喜び。あぁこのときマツの襟足が変なはね方してなければもしかしたらときめいたのに…
終盤のあぁぁ〜天気予報〜のところで「皆さんもご一緒に!」と客にマイクを向ける。ピンポイントに歌わせようとする。松田晋二ディナーショー状態。あ、岡峰さんのベースがサレントベースだった。
EN.2ピンクソーダ
いそいそと元のパートに戻り、ピンクソーダ。ピンクソーダ!最後の最後までぶっ飛ばすなぁ。
EN.3さらば、あの日
マニヘブ締めといえばね。今日何度目のグッでしょう。切なさと衝動といろんな若い感情をぎゅっと詰め込んだ曲。マニヘブレギュラー曲とはいえ、聴けて良かった。


MC覚えすぎてて気持ち悪い自分。自分でもなんでこんなに覚えてるのか不思議です。セットリストもいつも3曲目くらいで忘れるのに。
バクホンライブは大惨事以来でした。そんでやっぱり好きだー!!!と再確認した1日でした。来年もグッときて心をザワザワさせる曲をどうぞひとつよろしく。とりあえずは歌詞集&エモピクvol.2を楽しみにしています。